オンライン上でTeXの編集・コンパイルができるサービスのまとめです。
使った事無いやつはリンクのみ。

ShareLaTeX

ShareLaTeX, Online LaTeX Editor

https://www.sharelatex.com?r=d7500ab0&rm=d&rs=b

無料会員だと制限はありますが、他のユーザーとファイルを共有して共同作業する事が出来ます。

また、予めいくつかのテンプレートが用意されているので、雑誌に投稿する際やプレゼンテーションのPDF作成もかなり楽になります。

Dropboxと連携するとアップロードも同期で簡単にやってくれるので(つまりエディタとして利用できる)便利すぎる。

日本語を出力する方法

その1(個人的には非推奨)

jarticleは使えませんが、CJKパッケージを読み込ませる事で日本語を出力できるようになります。コンパイラはpdfLaTeXのままで。

まずはプリアンブルに以下のコードを記述してパッケージを読み込みます。

\usepackage{CJK}

次にbegin{document}の下に

\begin{CJK*}{UTF8}{ipxm}

end{document}の上に

\end{CJK*}

これで出力部分全体で日本語が使えます。プリアンブル部分にauthor等を日本語で記述する場合は、先程のタグで同様に囲うとOKらしいです。コンパイルできませんが、囲まないと表示されるもののエラーが多発。調査中。

その2(公式ガイドより)

現在、公式のガイドが整備されて日本語を入力する為のページが出来ています。

Japanese - ShareLaTeX, Online LaTeX Editor

http://www.sharelatex.com/learn/Japanese

以下、そこで紹介されている方法(の一部)を説明します。

  1. \usepackage{xeCJK}をプリアンブルに追加(パッケージを読み込む)。
  2. 使いたいフォントを指定(\setCJKmainfont{フォントファイル名.拡張子}をプリアンブルに追加)。OSに入っているフォントを指定しても良いし、プロジェクトにttfファイル等をアップロードして指定してもOK。
  3. コンパイル方法を変更。プロジェクト画面のSettingから、CompilerでXeLaTeXを選択。

これでプリアンブル部分(例えばタイトルとか著者とか)に日本語を入れてもエラーが出なくなりました。

他にも等幅フォントの指定などをしたい場合は公式ガイドをご参照ください。

□を出力する方法

此方は\usepackage{amsmath,amssymb}を読み込んで\squareとすればOKでした。

Overleaf

Sign Up for a Free Overleaf Account

https://www.overleaf.com/signup?ref=862e955e7109

会員登録無しでもいきなり編集・コンパイル出来るという手軽さ。

また、リアルタイムコンパイル&プレビューが利用できます。編集している時に右側のプレビューが動いているとうっとうしいという人はマニュアルコンパイルに切り替える事も出来ます。

日本語もShareLaTeXと同じ方法で出力できます

容量については無料プランは100MB。登録後にTwitterフォロー等である程度増やせますので、普通に使う分には足りると思います。

注意点としては、編集するファイル(プロジェクト)には自動で共有リンクが生成されます。インターネット上で検索できる状態にはデフォルトではなりませんが、URLを知られてしまうと他人に閲覧されるばかりか編集も出来てしまうので、まだ秘密の研究内容等、外に漏れるとまずいプロジェクトは此処ではコンパイルしないようにしましょう。

有料プランでは非公開プロジェクトの作成もできます。

ShareLaTeXとの比較

コラボレーターの追加という面に関しては、会員登録無しでもURLさえ教えれば使えるという簡便さからOverleafに軍配が上がりそうです。

新しいプロジェクトを作る時は公式テンプレートの他、zipファイルをアップロードする事も出来ます。Google Drive等のオンラインストレージからのインポートも可能です。

公式テンプレートの数はShareLaTeXの方が豊富かなと思いますが、LaTeX Templatesというテンプレート配布サイトからワンクリックで登録出来るので、此方と合わせるとどっこいどっこいだと思います。

Cloud LaTeX

Cloud LaTeX | Build your own LaTeX environment, in seconds

https://cloudlatex.io/ja

アカリクが運営しているので、デフォルトで日本語OK。

Facebook、Twitter、メールアドレスのいずれかでログイン可能。

コンパイル方法はpLaTeXとXeLaTeXの二つから選べます。コンパイルは自動コンパイルのみの様子(必要に応じて手動でコンパイルできますが、自動コンパイルを止める事は出来ない様子)。

サイトがシンプル過ぎて、この手のサービスを使いなれていない人には不親切仕様な気がしますが、一度別のサービス等を使っていた人ならすぐに使えるかと。

但し、まずはプロジェクトを作らないと、ログインしてすぐの場面で打ってコンパイルしても保存するメニューが無いので注意。

日本語が特段設定の必要が無く使えるという点以外の機能は、これまで紹介してきたサービスより劣ります。エディタの色も選べないし、共同作業もできませんし。

ただちょっと日本語の文章を打ってPDFに書き出したい時には使えるかも。多分CJKなので、綺麗なフォントを使おうと思ったら結局XeLaTeXでの設定が必要ですからShareLaTeXと大差無いかも。

使った事が無いサービス

リンクのみ。自分のサーバーにおいて使うものもあります。

Write research documents online, together. - Authorea

https://www.authorea.com/
Papeeria: free online research tools

https://m.papeeria.com/
Notex.ch · MD Editor

https://www.notex.ch/editor
\BlueLaTeX - Welcome!

http://www.bluelatex.org/

開発終了

LaTeX Lab

Googleアカウントで登録したら早速サンプルドキュメントのエディタ画面になっています。コンパイルは何処で行うかというと、ページ下部のPreviewからか、上のメニューのCompilerから行います(ツールバーの赤い丸のアイコンもそう)。

とても良いと思ったのは、プレビュー画面で表示されている行が、エディタ(ソースコード)の何行目に当たるかを示す表示がある上に、そこからリンクまでしてくれているという点。「あ、此処スペルミスってる」と思ったら近くの行までワンクリックで移動出来ちゃいます。

雰囲気的に日本語は使えなさそう(XeLaTeXは無し、jarticleはエラー)ですが、クリックで色々なコマンドや数式を入力できるツールバーがあり、ちょっと数式を書きたい時には便利そうです。

Googleドライブと連携しているので、書いたソースコードはGoogleドキュメント形式でGoogleドライブに保存されます。

LaTeX Labの画面上からはPDF、PS、DVIにエクスポート可能。

変更履歴等、一部リンク切れやエラーを起こすメニューもありますが、Googleドライブ側に変更履歴の機能があります(よね?)から、そちらからソースコードを復元する事は可能です。

共有機能やエディタのカスタマイズは出来ませんが、Googleと連携するだけでも使ってみる価値はありそうです。

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